達成感と楽しさを味わえるシステム開発を vol.01

アヴァントには、大手SIerやフリーランスを経て入社した者、アパレルや飲食、公務員からのキャリアチェンジの者など、多様なキャリアを持つ者たちが集まっています。
それぞれどのような想いを持って入社したのか、現在どのような業務に就いているのか等、社員にインタビュー。
第1回の今回は、システム開発部第1開発グループのPL、布矢さんにお話しを伺いました。

社員インタビュー #001

「新しいことに挑戦する」強い気持ち

――布矢さんは現在リーダーとしてグループをまとめていますが、エンジニアとして働こうと思ったきっかけを教えてください。

布矢:はい。私が就職活動を始めた頃、IT関連企業はとても勢いがありました。業界自体にとても興味を持っていましたが、IT業界は理系や専門分野の方たちばかりを募集していると思っていたので、文系だった私には難しいかなと思っていました。

ですが、調べてみると文系学生の採用に力を入れている企業も多く存在していることを知りました。そして、システムエンジニアとして働くことを第一志望に就職活動を行い、IT業界で働くことになりました。

――業界への興味と、エンジニアとして働きたいという強い気持ちが、ちょうど時代ともマッチしていたんですね。どれぐらい務めていたのでしょうか?

布矢:最初の会社は10年、次の会社で5年ぐらいですかね。

――転職しようと思ったのはなぜですか?

布矢:そうですね、一言ではなかなかまとめられませんが、あえて言うなら「新しいことに挑戦したい」という気持ちが強くなったからだと思います。私は、最初に就職した会社で受託案件業務の担当をしていました。客先の要望通りにしっかりシステムを組むことに、やりがいも感じていました。

常にいい環境でシステムが稼働し、業務に役立つツールを作ることが、エンジニアとしてのモチベーションでもありました。けれど、そこでは「要望に添う」ことが何より重要だったんです。もっといい方法があると分かっていても、別の方法を提案する機会はありませんでした。

システムの進化は早いです。

いまベストだと思う選択をしても、すぐに新しい選択肢が生まれてきます。それに振り回される必要はありませんが、より良いシステムを提案し、作っていきたいという思いが強くなり、転職することにしました。

――別のやり方(会社)で、ご自身の力を試してみたいという思いもあったんですか?

布矢:その時、エンジニアとして働き始めて10年経っていました。力を試したいと言うより、新しいことに挑戦してもいいかなと思うようになってきた、という方が合っているかもしれません。

受託の仕事の良さも感じていましたが、自社サービスを提供しているいわゆるBtoCの仕事をしてみたいなと何年か前から思うようになっていたんです。

――それで、転職をしたんですね。

布矢:正直、BtoCの会社がカッコよく見えたんですよ、当時はね(笑)

――(笑)。実際はどうでしたか?

布矢:実際、華やかな雰囲気でした。転職先の仕事にも満足していましたが、振り返ると憧れていた場所で仕事をしている、という状況に満足していただけだったのかもしれません。

――受託と自社サービスのふたつを経験して、ご自身の仕事に対する向き合い方ややりたいことが、より見えてきた感じでしょうか。

布矢:その通りですね。受託をやっていた経験があったから、自社サービス(BtoC)の会社へ転職できたわけですが、共通して感じたことは、自分たちが提供しているものがどれぐらい役立っているか分からない環境は、自分には少しストレスになるということ。

やはり、ユーザーや客先の顔が見える、直接反応を見れる方が、喜びもありモチベーションに繋がります。

求めているものを超える「+α」の提案

――そういう思いがあったからこそ、BtoBではあるけれど、アヴァントへの転職を決めたんですね。

布矢:そうですね。アヴァントではよく「寄り添う」という言葉が出てきます。客先に寄り添い、より良い提案をする、と言うことです。口で言うのは簡単ですが、相手と信頼関係を築くのは容易なことではありません。

「どんなことに困っているのか」、「なぜそれが必要なのか」など、相手の話を丁寧に聞き、客先の「困った」に応えるシステムを提供する。

それが、私たちの仕事であり、期待以上のものを提供できる「+α」の仕事を目指していけると思います。

――具体的などのようなことですか?

布矢:例えば、これまでコストが100万円掛かっていた業務システムがあるとします。客先の要望は、業務体系も変化してきたので、いまの業務体系に合わせて予算100万円でシステムを改良して欲しいという内容です。

――普通に考えれば、100万円でできる範囲のことを提案しますよね。

布矢:もちろん基本はそうです。希望していたことが予算内でできるようになれば、以前より数段業務が楽になるので、客先も満足します。

ですが、私たちが目指すのは、客先が求めているものを超える「+α」の提案とシステムを提供することです。

満足の中に、「驚き」と「喜び」のあるシステムを開発する。それは、私だけでなくアヴァントの多くのエンジニアが目指しています。

――驚きのあるシステムというのは、お互いの大きな喜びにも繋がりますね。そのように客先に寄り添うことで何か感じたことはありますか?

布矢:強く感じたことは、距離がとても近いと言うことです。構築したシステムの使い勝手の感想を客先に直接聞ける環境にあります。ダイレクトにいろいろなことが伝わってくるので、とても勉強になりますし、モチベーションにも繋がりますね。

――直接感想を聞けるのは、やりがいにも繋がりますが、大変な場面もあるかと思いますが?

布矢:そうですね。そういった場面がないとは言えません。ただ、お互いの意見を交換できるのは、信頼関係がないと成り立ちません。広く意見を吸い上げて、さらに改良を重ねていく。それの繰り返しです。

ですから、いまやっている開発はとても達成感が感じられます。

◆プロフィール
布矢真一 プロジェクトリーダー
1981年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、SCSKへ入社。受託開発を担うエンジニアとして10年間勤務したのち、トゥ・ディファクトへ転職。ハイブリッド型総合書店「honto」の開発/運用業務に関わった後、2018年2月アヴァント入社。現在に至る。

達成感と楽しさを味わえるシステム開発を vol.02