要件定義は「時間と質」のバランスが大事。技術者だからできる提案を心掛ける。vol.02

道尾秀介氏の作品が好きで古典ミステリーもよく読むと言う、アヴァントきっての読書家でもある岸野さん。実はシステム開発は未経験でした。
今回は、未経験から要件定義を行うコンサルティンググループに所属するまでの活動とこれからのことについて伺いました。

社員インタビュー #002

――前回は、要件定義の業務について伺いましたが、プログラミングは未経験だったんですよね?

岸野:入社前は、小売店の販売員をやっていました。プログラミングスクールに通ってJavaを学んでから入社しましたが、プログラムを組んだ経験はほとんどありません。前職がサービス業ということもあり、人前で話すことには慣れていたので、要件定義に必要なヒアリングやその後のプレゼンなど、客先とのコミュニケーションを図りながら案件を進めていくことに抵抗は感じなかったです。

――研修後、客先へ常駐することになったそうですが、本社勤務との違いは何か感じましたか。

岸野:一人で客先に常駐しているのは嫌ではなかったです。ただ、解らないことを誰かにすぐ聞けないことはキツかったですね。すごい電話しました。

――全員お客さんですからね。

岸野:当たり前の話ですけど、常駐しているだけなので、誰も自分を育てようなんて思ってもいないし、気にも留めないです。もちろん、中には本当の部下や仲間のように考えてくれる方もいますが、基本的には気を遣っていただくので落ち着かないんですよね。

僕の場合は客先の営業日の都合で、毎週水曜日にアヴァント(以下:自社)へ帰社することになっていたのですが、その時はすごく居心地が良かったことを覚えています。

――人の会社と自社では、やはり緊張感が違いますね。

岸野:普段は意識することはないですが、仲間がいる空間は安心感もありますし、隣にはすぐ話せる相手もいます。その場に居ると気付くのは難しいですが、別の環境にいると、同じ仲間がいることのありがたさや、フロアーに流れているいい雰囲気をよく感じることができましたし、そういう空間は大事だと思いました。

――自社はすぐ近くに仲間がいるという安心感がありますよね。

岸野:帰社日は楽しみにしていましたし、自分の帰る場所だと思っていました。早く戻りたいなと思う一方で、常駐することで客先との距離も近くなれたのはよかったですね。

例えば、メールが送られてきても、相手の個性や声のトーン、表情も知っているので、何を希望しているのか、どういった期待を持っているのかが、察知しやすくなりました。

――どの部分を特に察知しやすくなりましたか?

岸野:いまは忙しい時期だなとか、この部分に関してよく気にしていたな、といった感じに相手の状況を思いやれるので、それを踏まえた上で「こっちを先に出してあげた方がいい」とアクションを起こせるのは大きいです。

帰社日もあったのでうまく自社メンバーと客先の橋渡し的な役割ができたんじゃないかと思っています。

――常駐経験が活きていますね。

岸野:入社間もない頃でしたが、いろいろな経験を積めたよい機会でした。

――要件定義が果たす役割は大きいですが、これからどのようなキャリアを積んでいきたいですか。

岸野:いまは管理する立場で仕事をしていることが多いので、システム開発に没頭してみたい気持ちはあります。

管理する立場になっていることはキャリアアップと言えますが、実際に開発する機会が少なかったので、スキルアップはいまひとつかなと思ってます。入社時とあまりスキルレベルは上がってないんじゃないかな(笑)そこはこれから相談して開発力も鍛えさせてもらおうと思います。

それから、新規開拓や企画提案など、新しいことを自由に考えて、それを開発してみたいです。

◆プロフィール
岸野拓也 第1グループコンサルティンググループ主任 2018年4月入社。埼玉大学出身。

要件定義は「時間と質」のバランスが大事。技術者だからできる提案を心掛ける。vol.01